2020/08/25 11:35
今では若い方でも、神社仏閣めぐりの必携アイテムと言っていい御集印帳(御朱印帳)ですが、当然スタンプラリーのように巡った神社仏閣の記録ノートというのではありません。
御集印帳・御朱印帳にはちゃんとした目的があり、使い方というか御朱印してもらうにはルールがあるんです。
《御集印帳・御朱印帳の意義と目的》
御朱印とは元来、参拝者が写経をし寺に納めた(納経)際に参拝者に向けて押印される印章・印影の事です。神社や寺院押印の他に、参拝した日付、寺社名・御祭神・御本尊の名前などを墨書きして下さるところが一般的です。
御朱印をもらう(本来は拝受と言います)ために使用する帳面を、「御朱印帳(ごしゅいんちょう)」と呼びます。
《拝受時のルールというかマナー》
① 御朱印を拝受するには、御集印帳・御朱印帳を使うのがマナーです。
普通のノートなどに御朱印をもらおうとする方や、信じられないことですが、たまたま持っていたパンフレットやチラシの裏側に押印してもらおうという不届き者もいると聞きますが、それは失礼な行為と認識される事も多く、断られる事も多いでしょう。
② まず参拝してから拝受するのが最低のルールです。
本来は、写経を納めた証としていただく印なので、いわゆるスタンプラリーのように参拝は二の次で、もしくは参拝もしないで、御朱印を集める行為に没頭する方がいますが、これでは御朱印の意味をなしておらず、本末転倒です。御朱印を頂く際は必ず参拝をしっかりする、それが最低限のマナーだと思って下さい。
現在では納経しなくても、神社仏閣でおまいりした証しにいただくことができます。
③ 寺院と神社では御集印帳・御朱印帳を使い分けなくてはいけないのでしょうか。
もともとは神仏習合でしたので、神社と寺院を1冊に混ぜて頂く事は問題ありませんし、ほとんどの寺社では問題なくお受けできるはずですが、稀に神社や寺院、さらには宗派の違いなどで、1冊に混ざっていると断る寺社も存在しています。念のため、トラブルと手間を防ぐために、神社と寺院は分けて用意している方も多いようです。もちろん一緒にしても大方は問題はありませんので、深く気にしなくて大丈夫ですが、遠路参拝に来たのに拝受できなかったり、いかにも御朱印を拝受し慣れていると思われたい方は分けておくのがベストです。
寺社を巡り分ける方は、神社用、寺院用、日蓮宗用(御首題帳)と分ける方が多いです。
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